万年筆に適した紙を探す
万年筆にこだわるようになって結構気にするようになったのが、紙の種類である。
今メインで使っている、MDノートとロルバーンの紙で書きくらべてみた。
画像の上側がMDノートの無地に書いた文字、下側がRollbahnの方眼罫に書いた文字である。
できるだけ肉眼で見たときに近い色味に調整した。
ちなみに二種類ともに裏抜けはなかった。ペンの種類などは画像を参照してください。
☆紙の色
Rollbahnの紙はかなり黄色いのがわかる。
MDノートはごく淡いクリーム色という感じで、ありのままのインクの色を楽しみたいのであれば、MDノートの方が適しているかもしれない。
紙の色が黄色いぶん、Rollbahnの紙は温かみがあるように感じられる。暖色系のインクが合うかもしれない。
☆にじみ
近くで見るとわかりやすいが、Rollbahnのノートは若干ではあるがにじみがある。
一方のMDノートはにじみがないので、線の幅が若干細めである。
☆書き心地
紙質について、個人的にはMDノートに軍配があがるように思える。
Rollbahnはすこしつやつやしていて、ペンが滑る感じがある。
MDノートはカリカリしすぎでもなく、滑りすぎでもなく丁度良い。
☆総評
視認性が高く、にじみが少ないMDノートは学習用に向いているのではないかと感じた。ノート自体も180°開くので、手が引っかかって書きづらいこともない。
Rollbahnは太い万年筆でぬらぬらと書くのに向いているのかもしれない。罫線が万年筆のインクを弾いてしまうノートがあるらしいが、Rollbahnのノートでそう感じることはなかった(一冊を勉強用に使って、インクが弾かれるとは感じなかった)。
ノートにミシン目があるので、メモを書いて人に渡すときなどに見た目がよろしいかもしれない。ノートの最後に何枚かビニールポケットが付いているので便利だと思う。ただしリングノートなので、リングの部分が筆記中に引っかかることは数多くあった。
個人的な好みはMDノートかなと感じた。
次の勉強用ノート(趣味で漢字を勉強している)は、MDノートの方眼罫にすると思う。
今回は二種類しか比べられなかったが、複数の万年筆、複数のノートで書き比べをしてみたい。
有名なLIFEノートやツバメノート、SOLAノートなどまだ使ったことのないノートがたくさんあって、非常に楽しみだ。